安田康彦騎手と言えば、メイショウドトウが真っ先に思い浮かびます。 あとはブゼンキャンドルでの大穴とか。 大レースでの活躍がひときわ印象深いですね。 嘘。 んな訳ないよな。 安田康と言えば、やっぱり、 「失踪」 とか、 「飲酒運転」 とかいう言葉がぴったりだわな。 いや、わりと好きなんですけどね、彼。 最近コース別のデータなんかを調べてると、長距離ではちょくちょく単勝回収率の上位に顔を出してます。 気になってたので、調べてみました。 結論。 まず、長距離戦はとにかく儲かります。 2100 〜 2400 連対率 21.7% 単勝回収率 179 円( 115 回騎乗) 2500 〜 連対率 18.9% 単勝回収率 161 円( 74 回騎乗) どっかで大穴を開けたってだけで跳ね上がった数字ではないことは次のデータで一目瞭然。 2000 / 139 円 2100 / 480 円 2200 / 177 円 2300 / 190 円 2400 / 160 円 2500 / 187 円 2600 / 155 円 3000〜 / 0 円 上手い。 イメージ狂うぞ。 逆に弱点もはっきりしてます。 芝 1600 連体率 9.8% 単勝回収率 47 円 成績に偏りがあった方が馬券に結び付けやすいだけに、これはこれで美味しいデータ。 根幹距離のマイル戦の成績が振るわないってのは、このジョッキーの特徴を考える上で鍵になるでしょう。 それは得意な種牡馬を見るとさらに明らかに。 勝ち鞍の多い順に挙げると、リアルシャダイ、ブライアンズタイム、ワッスルタッチ、ナグルスキー、アスワン、 Bigstone 、ナスルエルアラブ、ロングミツク、ワッスル、アレミロードと、古くさい血統が多い。 なんだよ、ロングミツクって。 で、現在の主流、サンデーサイレンス産駒での成績はと言うと、 3 - 3 - 9 - 48 / 63 連体率 9.5% 単勝回収率 19 円 以上、マイル戦とかサンデーとか、今の競馬の主流となるような流れを苦手としている事がよく分かります。 逆にサンデー産駒が苦しむような流れで浮上してくる馬を得意をしていることも。 だからこそ、穴になる訳ですけれども。 トゥザビクトリー、フサイチエアデールを始め、サンデー産駒が馬群に沈んで、モガミ産駒、リアルシャダイ産駒で決まった秋華賞が象徴的。 まあ、そこまで考えなくても、長距離で儲かってマイル戦とサンデー産駒が苦手って覚えておくだけでも役に立つときが来る、かもしれません。 おまけ 芝での場所別の成績です。 京都 連体率 16.3% 阪神 連体率 9.3% 急坂が苦手なんでしょう。 騎乗数は少ないですが、中山よりも東京の連体率の方が倍以上高いですし。 もういっちょ 第1レースから第3レースまでの単勝回収率は 60 円前後です。 前の晩の酒が抜けてないんでしょう。 特別レースの単勝回収率 123 円。 二日酔いもマシになる時間帯。 最終レースの単勝回収率は 43 円。 今晩どこで飲むかで頭の中は一杯です。
2001年3月5日
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