エッジ

トレードの世界ではエッジという言葉がよく使われる。優位性という意味だ。当たり前だがこれがないと生き残れない。負けている人がなによりも欲しいものだろう。

しかし、負けている人ってのは、このエッジというものについて根本的な勘違いをしている場合が多い。今の波の到達目標値をぴたりと当てられるテクニカル分析理論。数 pips の逆行すらなくエントリーサインを出してくれるテクニカル指標とそのパラメーター。そういうところにエッジはない。あさってのほうを向いてしまっている。

そうではなくて、たとえば利確 31pips ・損切り 30pips で固定して 1 日に 09:00 と 16:00 と 21:00 の 3 回エントリーするとする。売りか買いかはコインを投げて決める。利確と損切りの値が違うのはスリッページ起因の差を吸収するためだ。この場合だと、スプレッドも含めて利確のほうが損切りより遠いので、試行回数を増やしていけばプロフィットファクターは 1.0 を切るだろう。経験からの勘だと 0.9 前後だろうか。

0.9 。 10 万円取って、 9 万円取られて 9 万円取って、 10 万円取られて、で差し引きで 1 万円の損というような収支だ。なにひとつ勉強せずにコイン投げで賭ける場合でこの数字。これをここでのスタートラインとする。(余談だが、こうやって考えても FX はショバ代が安い。競馬…。)

必死にテクニカル分析について勉強して、月単位のプロフィットファクターでこのスタートラインの 0.9 すら下回っている人。そういう人の努力は完全に間違っている。よーいドンで後ろ向きに走っていく人のようだ。

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