メモ 2006 年 8 月

'03 [03] [04] [05] [06] [07] [08] [09] [10] [11] [12]
'04 [01] [02] [03] [04] [05] [06] [07] [08] [09] [10] [11] [12]
'05 [01] [02] [03] [04] [05] [06] [07] [08] [09] [10] [11] [12]
'06 [01] [02] [03] [04] [05] [06] [07]
now

08/31 thu

『キルケゴール著作集 7 』(白水社)所収「哲学的断片への結びとしての非学問的あとがき(上)」杉山好・小川圭治訳。
もう一つの、ほんものの《おかしさ》とは、無限者がひとりの人間のうちに臨み来たりたもうているのに、だれひとり、実にだれひとりとして彼のうちに起こったその出来事に気づかないといった事態である。止むことなき生成の観点からすれば、《おかしさ》と《悲しさ》とは祈りの反復という事実のなかに、同時に含まれているのだ。祈りとは《無限》に面接したたましいの内面的消息であるがゆえにこそ、反復を不可能にする出来事であると思われる。そしてそのゆえに、反復の事実そのものが笑いと涙を同時に誘うことなのである。( 161 頁)
世界がゆがむほどの《悲しみ》が《おかしさ》でもあるということが一般的な意味で逆説的にあるのではないという逆説。

ビール 2 リットルと睡眠薬 1/4 錠。

08/30 wed

『キルケゴール著作集 7 』(白水社)所収「哲学的断片への結びとしての非学問的あとがき(上)」杉山好・小川圭治訳。
実存に生きているものは、絶えず生成しつつある。実存に生きるほんとうの主体的思考家は、思考をもってそうした自己の実存を絶えず追跡し、そして彼の全思考を生成の流れに託すのである。これは特有の文体(スタイル)をもつことと似た事態である。すなわちほんとうに特有の文体(スタイル)をもっているといえるのは、なにか出来あがったものを所有している人では決してなく、書き始めるそのたびに「ことばの水をかきまわし」(ヨハネ五の四)、こうして最もありふれた表現をもその水のなかからいま生まれたばかりの新鮮さと独創性をとをもって出現せしめるといった力量の人だけなのである。( 154 頁)
文体の身につけかたの、正しく厳しい手本。

ビール 2 リットルと睡眠薬 1/4 錠。

08/29 tue

『キルケゴール著作集 7 』(白水社)所収「哲学的断片への結びとしての非学問的あとがき(上)」杉山好・小川圭治訳。
だが実存に生きるほんとうの主体的思考家とは、常に否定的でありつつ同時に肯〔実〕定的であり、逆にまた常に肯〔実〕定的でありつつ同時に否定的である。( 151 頁)
答えをみつけることはありえない。

ビール 2 リットルと睡眠薬 1/4 錠。

08/28 mon

『キルケゴール著作集 7 』(白水社)所収「哲学的断片への結びとしての非学問的あとがき(上)」杉山好・小川圭治訳。
ところが肯〔実〕定的人種は、ソクラテスが賢者であったことを、あらかじめ知っている。肯〔実〕定的自身をもって、それは全くまちがいのないところであると確信しているのだ。ゆえに(エルゴ)彼らはソクラテスのわなにみごとひっかかってしまうのである。( 150 頁)
当然、「ソクラテス」を「イエス」に、「賢者」を「神」に、それぞれ換言できる。
躓き。

ビール 2 リットルと睡眠薬 1/4 錠。

08/27 sun

妻と子は、義姉夫妻と姪っ子と 5 人で今日もプールヘ行ってる。



馬券は 6 戦 1 勝で 6 万 4 千円のマイナス。



『キルケゴール著作集 7 』(白水社)所収「哲学的断片への結びとしての非学問的あとがき(上)」杉山好・小川圭治訳。
永遠なるものが生まれ出で、生成の運命に服するというこの凄まじい矛盾である。( 145 頁)
イエス。

ビール 2 リットルと睡眠薬 1/4 錠。

08/26 sat

プールへ。
きゃっきゃっ言って笑ってて、すごく楽しそう。
水泳教室で通ってるのは屋内プールだから、また雰囲気がちがうものね。

アームフロートをつけてあげて流れるプールに入ったら、背浮きをはじめたんでびっくり。
「お空みえる ? 」とたずねると、「みえる」と答えてた。
1 分おきくらいに背浮きと伏し浮きでのバタ足を繰り返してる。
ほかの人から見てもめずらしいのか、いろんなひとが「すごいねえ」なんていってたよ。



帰り際、妻と子どもが着替えたあとでボクが着替えてると、妻の声が。
子どもが男性更衣室に入ったらしい。
どっかに隠れてるんだろうと、ロッカーが迷路のように配置された更衣室の中を名前を呼びながら探し回ったものの、どこにもいない。
またママのところにもどったのかなと思って更衣室の前に出てみても、まだ戻ってないとのこと。
もしや !? と思ってプールのほうへ行ってみたら、ひとりでプールに向かってとことこ歩いてた。
あわてて捕獲。
更衣室からだと消毒槽をとおらないとプールに行けないはずなのに、どうやっていったんだか。



車に乗った瞬間、「西松屋にいこ」というつぶやきを残して眠ってしまった。
疲れたんだね。



馬券は 1 戦 1 敗で 3 万円のマイナス。



『キルケゴール著作集 7 』(白水社)所収「哲学的断片への結びとしての非学問的あとがき(上)」杉山好・小川圭治訳。
いかなる歴史的事実といえども、この私にとって無限の確実さを帯びることは不可能である。ただしこの私が現に存在しているという事実は例外である(しかしそれも私自身にとってのみ無限の確かさを持ちうるということであって、他人は他人でまた個々それぞれに自己自身の現存在について無限の自覚を獲得してゆくよりほかに道はない)が、そもそもこれはいわゆる歴史的事実ではないのだ。( 144 頁)
ここはもろにデカルト。

ビール 2 リットルと睡眠薬 1/4 錠。

08/25 fri

はなうたウサギさん『はなうたウサギさん』エリック・ローマン作 今江祥智訳( BL 出版)

これはかなり気に入ってる。
やっぱり動物がいろいろ出てくるのが好きなのかな。



『キルケゴール著作集 7 』(白水社)所収「哲学的断片への結びとしての非学問的あとがき(上)」杉山好・小川圭治訳。
 一般に人と人とのあいだで結ばれる交わりは、一般社会の人間が直接的な生き方をしているために、完全に直接的である。一方がなにかを述べ、他方がそれを言われたとおりに受け入れるとすれば、この両者(ふたり)は互いに理解し、心が通じ合ったと考えられるのである。( 132 頁)
しかし、そのような直接的伝達によっては《理解が最大の誤解であるかもしれ》ない事態に陥るしかないとキルケゴールは言う。
《二重の内省》が必要なのだ。
二重の意味で。
思考の二重性だけでなく、伝達形式にも二重性が必要だ。
思想が言語によって正しく表現されることは第一段階の内省(レフレグシオーン)によって得られるところであるが、そこに達したときに第二段階の内省が生ずるのである。そしてこの内省こそ伝達そのものが伝達者に対してもつかかわりに向けられ、そして実存に生きる伝達者自身がイデーに対してもつかかわりを再現するのだ。( 135 頁)
そして、そいういう伝達こそが芸術的な伝達である。
暗に共感を前提としているものが小説と呼ばれることは不思議なことだ。
つまり主体(こちら)と主体(あちら)を神への恐れというメスをもって相互にひき分け、両者(ふたり)が客観性のなかでたがいに癒着してしまうことを許さないのである。( 139 頁)
ビール 2 リットルと睡眠薬 1/4 錠。

08/24 thu

『キルケゴール著作集 7 』(白水社)所収「哲学的断片への結びとしての非学問的あとがき(上)」杉山好・小川圭治訳。
総じて、主体が自己の永遠の救いについてはじめて気づかうようになれる場ともいうべき、無限の内省(レフレグシオーン)の有無は、主体がいつどこでも弁証法をその身に体しているか否かという一点を見れば、ただちに判明するのである。ひとつの言葉、ひとつの文章、一冊の書物、ひとりの人物、ひとつの交わり、その他のなんであれ、これが弁証法をみずから超越して、その意味で治外法権を獲得するならば、迷信と偏狭がたちまちに横行する。( 68 頁)
絶対的な立場に立ったとき、その人は終る。

ビール 2 リットルと睡眠薬 1/4 錠。

08/23 wed

坂口安吾全集 17 『福田恆存全集 第一卷』(文藝春秋)所収「近代日本文學の諸問題」、読了。
自由と權利とは自分だけが與へられてゐるものでなければならぬはずで、相手にもそれを與へたなら、すくなくとも可能性において、ぼくたちはより弱小になり不自由になる。したがつて、つねに平等の概念によつておびやかされてゐる近代的な自由の概念とは、現實における自由の領域を押し廣めるために、可能性の領域はこれを狹めようといふ計算のうへになりたつたものである。( 59 頁)
したがって個人は敗北する。

ビール 2 リットルと睡眠薬 1/4 錠。

08/22 tue

坂口安吾全集 17 『福田恆存全集 第一卷』(文藝春秋)所収「近代日本文學の系譜」、読了。
彼等の感覺とは、過去において知性の領域とされてゐた心理の委曲を直感的に受けとり、これを知性をとほさず表現するものにほかならないが、それといふのも解體されつくしたあとの心理單位に意思的な知性のかげなど見いだされようはずもなかったのである。 ( 46 頁)
新感覚派について。
こういうことをちゃんと確認しとくことが必要だ。

ビール 2 リットルと睡眠薬 1/4 錠。

08/21 mon

しまじろうのぬいぐるみを渡しにきて、「これ、あんぱんまん、ぱぱもってて」と命令する。
じぶんはおじゃる丸の人形を持って、「これはばいきんまん、ばいばいき〜ん」なんて言ってる。
それでふたりで遊ぶんだけど、なんだかややこしい。
何かを何かに見立てるこういう遊びかたって何ていうんだろ。



そっと そっと しずかにね『そっと そっと しずかにね』イアン・ホワイブロウ文 ティファニー・ビーク絵 おがわ ひとみ訳(評論社)

お気に入りの絵本のひとつ。
主人公が男の子で、動物が出てくるお話。
ぴったり。
なんだか優しい本なんだよな。



坂口安吾全集 17 『福田恆存全集 第一卷』(文藝春秋)所収「近代日本文學の系譜」。
社會が彼に對立するのではなく、彼の倫理感が、觀念が、思想が、彼の自我に對立する。それゆゑに漱石はこの他我とのかかはりそのものをば、他我の實體を離れて捉へようとする。彼の心理主義がつひに他我の性格を描寫しえず、正統の意味におけるリアリズムを完成しなかった所以である。( 25 頁)
20 年くらい前の批評家なら「構造」とか言ったんだろうな。
そんな言葉で現すより正確につかんでると思う。

ビール 2 リットルと睡眠薬 1/4 錠。

08/20 sun

馬券は 8 戦全敗で 32 万円のマイナス。



坂口安吾全集 17 『福田恆存全集 第一卷』(文藝春秋)所収「近代日本文學の系譜」。
彼の言ひたいことはかうである――多くの作家たちは生活生活の場で解決すべき問題を藝術のなかにもちこんでゐるではないか、と。( 15 頁)
この二葉亭の批判は、しかし流れをかえることはなかった。
だが、手の施しやうのない現實や、自我に對する態度の眞實性とは、一體なにを意味するのであらうか。對象をもたぬ態度の眞實性とはなにを意味するであらうか。ここに藝術に對する盲信と求道の精神とが生まれる。( 17 頁)
藤村。

ビール 2 リットルと睡眠薬 1/4 錠。

08/19 sat

馬券は買わず。



坂口安吾全集 17 『坂口安吾全集 17 』(筑摩書房)所収「幸福について」、読了。
同書読了。
坂口  (…) 銃剣を突きつけられても、それをはね返して主張を通すだけの力がありますか。ないでしょう。それがないなら、抵抗はムダです。できもしないくせにレジスタンスと云うから、それはムダですというのです。( 525 頁)
坂口  銃剣突きつけられてヘナヘナする人には守れないのに、守れるように気負ってるのがおかしいのです。小市民はムダな抵抗はしない。けれど、小市民が健在ならその国は健在です。( 527 頁)
インターネット上によくいる右傾化した輩ってのは悪い意味での小市民以下なんだよ。

ビール 2 リットルと睡眠薬 1/4 錠。

08/18 fri

「さかなさかなさかな、さかなーをーたべーるとー、あたまがいたくなるー」と歌ってた。



ベスト オブ くるり /  TOWER OF MUSIC LOVER (初回限定盤)『ベスト オブ くるり / TOWER OF MUSIC LOVER (初回限定盤 』(ビクターエンタテインメント)

ここんとこくるりからはすっかりはなれてて(そもそも、音楽じたいを聴く時間が激減してるんで)『 NIKKI 』も買ってから 1 度も聴き通したことがなかったんだけど、このベストにはさすがに引き込まれた。
これは価格ぶんの価値は十二分にあるでしょ。
おすすめ。



坂口安吾全集 17 『坂口安吾全集 17 』(筑摩書房)所収「人間・社会・孤独」、読了。
坂口 子供のときは理性はないでしょう。
辰野 動物ですよ。
坂口 理性が出るまで待っていては。( 454 頁)
1 才半の孫の尻を叩いて教育するという辰野隆に対する発言。
僕も同感。
うちの子はいま 2 才 2 か月。
叩くどころか、まだ声を荒げて叱ったことさえない。


空手バカ一代 第 8 巻『空手バカ一代 第 8 巻』梶原一騎原作 影丸譲也漫画(講談社漫画文庫)

こ、これはだめだ。
作画が影丸譲也に替わって以降の巻をちゃんと読むのは初めてなんだけど、この絵は生理的に受けつけられないや。
こんな中年サラリーマンみたいなのを大山倍達だと言われてもなあ。

ビール 2 リットルと睡眠薬 1/4 錠。

08/17 thu

ここんとこあんまりテレビを見なくなってる。
こないだまでは帰ってきたらすぐに「しまじろう」だったのに。



坂口安吾全集 17 『坂口安吾全集 17 』(筑摩書房)所収「歓楽極まりて哀情多し」、読了。
太宰 ぼくはね、今までひとの事を書けなかつたんですよ。この頃すこうしね、他人を書けるやうになつたんですよ。ぼくと同じ位に慈しんで――慈しんでといふのは口幅つたい。一生懸命やつて書けるやうになつて、とても嬉しいんですよ。( 341 頁)
太宰がこう言うと、なんだかじんとくる。


空手バカ一代 第 7 巻『空手バカ一代 第 7 巻』梶原一騎原作 つのだじろう漫画(講談社漫画文庫)

「格闘技」の描写という点では現在の格闘技漫画とくらべると見劣りするのは否めないんだけど、だけど「武道」という点で一定の説得力があるんだよな。
つのだじろうの絵の力。

ビール 2 リットルと睡眠薬 1/4 錠。

08/16 wed

坂口安吾全集 17 『坂口安吾全集 17 』(筑摩書房)所収「伝統と反逆」、読了。
小林 志賀さんといふ人は、僕が世話になった大先輩だ。さういふ人に対して不満を持つかも知れないが、悪口は言はぬ。それが僕の主義だ。一体人情といふものを抜きにした冷静公正な批評に堪へられる様な大人物は百年に幾人も現れないものだよ。さういふ大人物に対して僕は戦ふ。あとは人情主義で行つて誤る事はない。( 287 頁)
いかにも小林秀雄という感じの、ものすごい居直りかた。


空手バカ一代 第 6 巻『空手バカ一代 第 6 巻』梶原一騎原作 つのだじろう漫画(講談社漫画文庫)

昔はこれを 100% 信じてたんだよな。

ビール 2 リットルと睡眠薬 1/4 錠。

08/15 tue

ビール 2 リットルと睡眠薬で昼寝。
…のつもりが、ぜんぜん眠れずに困った。



馬券を買うときに締め切りにまにあわないことがあまりにも多いのはパソコンの時計が 15 分以上も狂ってるからというのも理由のひとつと考えて、時間を合わせてくれるソフトを入れることに。
「桜時計」を入れようかと思って調べてみると、 Windows 2000 には Windows Time サービスという時計合わせの機能があるらしい。

ということで、それを使うことに。



ついでに、 DVD-RAM ドライバーもインストール。



阿波踊り見物に。

姪っ子、金魚すくいがなかなかうまい。

マクドでポテト。
夜店で買うほうが楽しいじゃろと思うのだが、妻と義姉によればマクドのほうが美味しいし衛生的なんだそう。
うーむ。



『キルケゴール著作集 6 』(白水社)所収「哲学的断片」大谷愛人訳・「危機および一女優の生涯における一つの危機」大谷愛人訳、読了。
同書読了。
(しかし、具体的な反論を一つ一つ考えて見ることをせずにいちどきに理解してしまうこと、すなわち、自分は理解してしまったと思いこむことは、まことに容易である)( 209 頁)
警句として深刻に受け止めよう。


空手バカ一代 第 5 巻『空手バカ一代 第 5 巻』梶原一騎原作 つのだじろう漫画(講談社漫画文庫)

力道山と木村の対戦の巻。
当然、頭の中の映像は『男の星座』のオープニングと重なります。

ビール 2 リットルと睡眠薬 1/4 錠。

08/14 mon

四国へ。



西宮あたりから完全に渋滞にはまっちまった。
大阪を過ぎるまでは順調だったんだけどな。



前の休憩から 3 時間以上。
さすがに降りたがって泣きそうになってたけど、大泣きすることなく淡路島 SA までがんばった。
えらいぞ。



なんとか四国に到着。



『キルケゴール著作集 6 』(白水社)所収「哲学的断片」大谷愛人訳。
なぜならば、互いに異なっているというにすぎない場合の区別というものはあくまで互い同士の同一性の内部のものだからだ。( 187 頁)
《同一性の内部》からキルケゴールが出られるのは神という《外部》を持っているからだ。


空手バカ一代 第 4 巻『空手バカ一代 第 4 巻』梶原一騎原作 つのだじろう漫画(講談社漫画文庫)

むかし読んだ記憶だと遠藤幸吉ってもっと弱々に書かれてるように思ってたんだけど、いま読みかえしてみるとそうでもないな。

ビール 2 リットルと睡眠薬 1/4 錠。

08/13 sun

買い物のつづき。
高いように思っても、ほかの店をみるひまはなくて。



馬券は 1 戦 1 勝で 30 万円のプラス。



『キルケゴール著作集 6 』(白水社)所収「哲学的断片」大谷愛人訳。
神が歴史的なものであるということは、神が生成した(同時代者にとって)ということであり、また、神は生成したことによって、、かつて、現在のものとして存在したことがあった(後代の者にとって)ということである。しかしここにはまさに矛盾がある。( 183 頁)
必然的なものが生成するという、この矛盾。
悟性では絶対に解消できない矛盾。
信仰によってのみ止揚される矛盾。

ビール 2 リットルと睡眠薬 1/4 錠。

08/12 sat

母もいっしょに買い物。
伯母のぶんもあって、 1 日では買い切れんかった。



馬券は 1 戦 1 敗で 5 万円のマイナス。



『キルケゴール著作集 6 』(白水社)所収「哲学的断片」大谷愛人訳。
ギリシアの懐疑家たちはけっして感覚の働きの正しさや直接的認識の正しさを否定したのではなかった。彼らが言わんとしたことは、真理についての誤りというものはそれらのものとはまったく別の根拠から生じてくるのであり、それは自分が結論をくだすことから生じてくるのだ、ということであった。( 173 頁)
あるものに対しての多様な知覚が矛盾しあいながら存在する場合、すべての局面において正しいひとつの知覚というものは存在しない。
だからギリシアの懐疑家たちは結論を回避する。
信仰は逆の運動を行う。
信仰は、生成したものの「そのようにある事実」を信ずるのであり、それゆえ生成したものの可能的な「どのようにして」〔という状況〕を自らのうちに止揚しているのである。そして、信仰にとっては他の「そのようにある事実」の可能性を否定することなく、しかもなお生成したものの「そのようにある事実」は最高に確実なものなのである。( 174 頁)
ビール 2 リットルと睡眠薬 1/4 錠。



ママが先に寝ちゃったからか、ばあちゃんの布団で寝ようとしてる。

08/11 fri

帰省。

それいけ ! アンパンマン ベストヒット '06 『それいけ ! アンパンマン ベストヒット '06 』(バップ)

こんなの聴きながら。



渋滞にもほぼひっかからず、順調に到着。



『キルケゴール著作集 6 』(白水社)所収「哲学的断片」大谷愛人訳。
信仰とは、星が存在していることを信ずることではない。なぜなら、それは明らかに目で見えているからである。そうではなくて、信仰とは、星が生成したということを信ずることである。( 171 頁)
そこにいるそのひとがキリストであるということは「絶対に」見ることができない。

ビール 2 リットルと睡眠薬 1/4 錠。

08/10 thu

「おさかなくわえたどらねこ、みんなでなかよくたべようねー」なんて歌って、「なんかおかしいなあ」なんて笑ってる。



 The 7th Voyage of Triceratops 『 The 7th Voyage of Triceratops 』 TRICERATOPS (ビクターエンタテインメント)

通して聴くのはまだ 2 回目くらいかな。
かつてのような魔法は感じないけど、このアルバムもじょじょに好きになってる。



『キルケゴール著作集 6 』(白水社)所収「哲学的断片」大谷愛人訳。
現実的なものは可能的なものより以上に必然的なのではない。なぜなら、必然的なものはこの両者とはまったく異なったものだからである。( 155 頁)
この区別によって自由という観点が出てくる。
そして時間という観点も。
 生成はすべて自由によって起こるのであり、必然性によって起こるのではない。すなわち、生成するものはいかなるものも論理的理由から生成するのではない。そうではなくて、生成するものはすべて原因から生成するのである。あらゆる原因は自由な働きをしている一つの根原因から発生している。( 156 頁)

空手バカ一代 第 3 巻『空手バカ一代 第 3 巻』梶原一騎原作 つのだじろう漫画(講談社漫画文庫)

後に梶原と組んで『空手戦争』の作画を担当することになる守谷哲己って、この頃つのだじろうの手伝いをしてたのかな。
彼が書いたんじゃないかと思われる部分がある。

ビール 2 リットルと睡眠薬 1/4 錠。

08/09 wed

ママ、わすれてるじゃない『ママ、わすれてるじゃない』エイミー・ヘスト文 アニタ・ジェラーム絵 小川仁央訳(評論社)

この本は、自分で見るより読んでもらうほうが好きみたい。



『キルケゴール著作集 6 』(白水社)所収「哲学的断片」大谷愛人訳。
 さて、躓きというものはすべて、その最も深い根底においては、受け身である。( 103 頁)
悟性の内部でくりひろげられる弁証法には《躓き》などはありえない。
だから躓きはどのような形態をとって現われようとも、それは、別の方向から、しかり、まったく別の方向から音を響かせてくるが、しかも、この躓きの中に反響しているものこそ逆説なのだ。そしてこのことは正しく聴覚的錯覚なのである。( 106 頁)

空手バカ一代 第 2 巻『空手バカ一代 第 2 巻』梶原一騎原作 つのだじろう漫画(講談社漫画文庫)

卒業してから飲み屋で教師と出会って、「お前も昔は悪かったなあ」「あの頃は迷惑をいっぱいおかけしましたね」なんていうような会話をやっちゃうような人間は最低だ。

有明省吾を見ても思うんだけど、梶原一騎作品に出てくる若者の反抗ってのはそんな安っぽい和解なんてありようがない、絶体絶命の反抗だ。
かならずしもそのすべてを肯定するわけじゃないけど、少なくとも矢吹丈というのはそういう梶原の反和解の最も美しい結晶であり、漫画史上最高のキャラクターだと思う。

ビール 2 リットルと睡眠薬 1/4 錠。

08/08 tue

『キルケゴール著作集 6 』(白水社)所収「哲学的断片」大谷愛人訳。
その知られざるものを絶対的に異質のものと規定すると、なんだかすっかりわかったような気がする。しかしそうではないのだ。なぜなら、絶対的に異質なものは悟性には考えることすらできないからだ。( 96 頁)
悟性によって神を知ることはできない。
ところが、この人間は同時に神なのである。何によって私はそれを知ることができるのか ?  しかり、そのことは私にはわからない。なぜなら、もしそれがわかるなら、私は神をも異質のものをもすでに知っていたことになるからだ。( 97 頁)
かくして人間は、神が彼とは絶対的に異質のものであるということを、神によって知るのである。しかし、神が人間とは絶対的に異なっているとするならば、このことの原因は、人間が神に負うているもののうちにあるのではなく(なぜなら、もしそうだとするなら、人間は神と同族ということになるから)、人間が自分自身に負うているものの中に、いや、人間が自らの責任のゆえに負わされたもののうちにあると言えるだろう。( 100 頁)
罪。
しかもこの罪の意識は、神以外からは教わることができないという逆説。
つまり、神は人に教えるために、人が神を理解することができるようにと、個々の人間とひとしくなろうとしたのだ。このようにして逆説はますます恐るべきものとなっていく。( 100 頁)

空手バカ一代 第 1 巻『空手バカ一代 第 1 巻』梶原一騎原作 つのだじろう漫画(講談社漫画文庫)

つのだじろう、気合を入れて書いてたんだなあ。
記憶にあったのより、絵がはるかにいいや。

ビール 2 リットルと睡眠薬 1/4 錠。

08/07 mon

今日とつぜん、ズボンを自分ではいた。
着るということにかんしては何の訓練もしてこなかったので、ちょっとおどろいた。



ぼくしんかんせんにのったんだ『ぼくしんかんせんにのったんだ』渡辺茂男作 大友康夫絵(あかね書房)

パパとママと 3 人で新幹線に乗ってじいちゃんばあちゃんちへ行くお話。
お弁当を食べるときに横でうらやましそうにしてる乗客の顔をみては喜んでる。
「いいなあっていうとるなあ」



『キルケゴール著作集 6 』(白水社)所収「哲学的断片」大谷愛人訳。
それゆえスピノザの命題はまったく正しく、彼の同語反復もそれ相当の理由がある。けれども、彼が困難をまったく避けた、ということも事実である。なぜなら、その困難とはまず事実的存在をとらえること、そして神の観念的存在性を弁証法的に事実的存在へと組み入れていくことだからである。( 91 頁)
ようするにイエスを避けたと。
少なくともソクラテスは、彼は周知のように神の存在の自然目的論的証明をなしたと言われてはいるが、けっしてそのようなことはしなかった。彼は、つねに、神が存在するということを前提としていた。そしてこの前提のもとでのみ、彼は自然を合目的性という思想で解釈しようとしているわけだ。( 93 頁)
ビール 2 リットルと睡眠薬 1/4 錠。

08/06 sun

馬券は 5 戦 5 勝で 24 万円のマイナス。



『キルケゴール著作集 6 』(白水社)所収「哲学的断片」大谷愛人訳。
すなわちその証明は、問題になっている当のものの存在をつねに前提とするため、この前提から推論したものをさらに展開するという経過をたどることになり、つまりこのようにして人はつねに存在を結論として証明するのでなく、存在から推論するということになってしまうからだ。( 86 頁)
神をも含めて、存在の証明に存する困難。
存在を語ろうとして概念を語ってしまうこと。
しかし私が存在について観念的に語るや、否や、私はもはや存在について語っているのではなく、本質について語っているのである。( 90 頁)

包丁人味平 第 11 巻『包丁人味平 第 11 巻』牛次郎作 ビッグ錠画(集英社)
包丁人味平 第 12 巻『包丁人味平 第 12 巻』牛次郎作 ビッグ錠画(集英社)

完結。
ラーメン編がカレー編よりおもしろくないのは、この作品が書かれてからの 30 年ほどのラーメン(漫画)の進化が大きかったせいなのかな。

ビール 2 リットルと睡眠薬 1/4 錠。

08/05 sat

海へ。
今日は波が怖いのか、波打ち際へはあんまり行きたがらない。
抱いて入っても、「かえろ、かえろ」。

かわりにママが深いところまで出てはしゃいでる。



馬券は 2 戦 1 勝で 12 万円のプラス。



『キルケゴール著作集 6 』(白水社)所収「哲学的断片」大谷愛人訳。
ソクラテスは、この難点を次のように考えて解決した、すなわち、学ぶことも、たずね求めることもすべて想起である、だから、無知なる者にとって必要なことは、自分がすでに知っている事柄を自分の力で思い出すことができるようにその想起を促してもらえさえすればよいのだ、と。したがって、真理は、外部から彼の内にもたらされるのではなくて、彼の内にはじめからあったのだということになる。( 26 頁)
いろんなひとから攻撃されてきた考え。
しかし、キルケゴールは軽々しくもこれを超えたと思っているような思想をまず批判する。
そのうえで、彼における問題を出す。
《瞬間》。
真理を知るということがこのようなことであるとするならば、真理認識の瞬間というものにはなんの意味もないことになる。なぜならば、私が、真理についてそれとは知らずに、永遠の過去から知っていたということを発見したその瞬間に、しかり、まさにその瞬間に、その発見の瞬間は永遠の中に姿を消し去り、吸い込まれてしまうからなのだ。( 32 頁)
包丁人味平 第 9 巻『包丁人味平 第 9 巻』牛次郎作 ビッグ錠画(集英社)
包丁人味平 第 10 巻『包丁人味平 第 10 巻』牛次郎作 ビッグ錠画(集英社)

「カレー将軍」と呼ばれる鼻田香作。
彼が作った「ブラックカレー」は食べた誰をもとりこにしてしまうのだった。
まるでなにかに酔わされているように。

その秘密は…。

て、えー !?
ある意味これって禁断のオチなのでは。

ビール 2 リットルと睡眠薬 1/4 錠。

08/04 fri

ちかごろ「パパ、木のおばけこわあないなあ」とか言う。
ほんとは怖いんだね。



 Every Single Day -Complete BONNIE PINK(1995-2005)-  (初回盤)『 Every Single Day -Complete BONNIE PINK(1995-2005)-  (初回盤)』 BONNIE PINK (ワーナーミュージック・ジャパン)

「 Heaven's Kitchen 」の頃は歌の下手さに鳥肌が立ってたんだけど、「 Tonight,The Night 」ではやられました。
あの歌は好き。
今は「 Heaven's Kitchen 」もけっこう楽しんで聴ける。



スポーツ批評宣言 あるいは運動の擁護『スポーツ批評宣言 あるいは運動の擁護』蓮實重彦(青土社)、読了。
蓮實 これも、あくまでも比喩として使わせていただきますが、村上春樹の文学は「結婚詐欺」の文学なんです。 (…) 村上春樹の小説を好んで読む人たちは、どこかで結婚詐欺にあいたいと思っている。彼ら、彼女らは、どこかで快くだまされ、そこからしばらくは醒めたくはない人々なのです。 (…) 》( 79 頁)
高校生のころ村上春樹をけっこう読んだな。
あの頃の村上春樹は高校生あたりをカモるのが上手かった。
今はどうなのか、もうまったく読まないから知らないけど。
『国境の南、太陽の西』で愛想をつかした。
《 (…) 何となくだまされたい。後で大体怒るわけですが、怒るまでには時間がかかるので、次々に新作を発表できる。 (…) 》( 79 頁)
図星。


包丁人味平 第 7 巻『包丁人味平 第 7 巻』牛次郎作 ビッグ錠画(集英社)
包丁人味平 第 8 巻『包丁人味平 第 8 巻』牛次郎作 ビッグ錠画(集英社)

カレーを、カレーを食いてえ。

ビール 2 リットルと睡眠薬 1/4 錠。

08/03 thu

スポーツ批評宣言 あるいは運動の擁護『スポーツ批評宣言 あるいは運動の擁護』蓮實重彦(青土社)
 醜さは失点に繋がることから、人は「醜さ」を忘れ、失点のみを思い出す。人々が「ドーハの悲劇」と呼び、一部の人間や私自身が「ドーハの天罰」と呼ぶあの「醜い」ゲームの神話化は、あの瞬間にフットボールの神々が日本チームを見放したという厳粛な事実を無理にも忘れようとすることにほかなりません。( 16 頁)
そういや、あの瞬間、マンションのほかの窓からはため息が聞こえてたんだけど、ボクの部屋では歓呼の叫びが上がってたんだったな。


包丁人味平 第 5 巻『包丁人味平 第 5 巻』牛次郎作 ビッグ錠画(集英社)
包丁人味平 第 6 巻『包丁人味平 第 6 巻』牛次郎作 ビッグ錠画(集英社)

マグロの解体をするのに火薬を利用する「地雷包丁」。
めちゃくちゃです。
おもろい。

ビール 2 リットルと睡眠薬 1/4 錠。

08/02 wed

ちかごろ、図鑑を見ながら「パパ、これはなんていうとり ? 」だとか「これはなんていうさる ? 」だとか聞いてくる。
教えてあげると、しまじろうのぬいぐるみに「これはしじゅうからっていうとりやって」とかいって教えてる。

クラスの概念ができてきてるのかな。



ペレのあたらしいふく『ペレのあたらしいふく』エルサ・ベスコフ作絵 おのでらゆりこ訳(福音館書店)

羊の毛から洋服を作っていくお話。
ママはこういう絵が好きらしい。



『キルケゴール著作集 5 』(白水社)所収「反復」前田敬作訳(白水社)、読了。
同書読了。
 このようにして反復は存在するのです。それは、いつあらわれるでしょうか。それは、人間の言葉ではうまく言いあらわすことはできません。それは、ヨブにとっては、いつあらわれたのでしょうか。それは人間の立場からの考えうるすべての確実性と確率が不可能を証明したときです。( 326 頁)
そうだとすると、《反復》は、それが起こるその瞬間までは予想も予知もされえない。
天は九十九人の正しい人よりもひとりの罪人を愛しますが、最初から罪人にそのことがはっきりとわかっているわけではありません。それどころか、罪人は、ただ天の怒りを感じているだけです。それが最後になって、いわば罪人にしいられて天が口を割らざるをえなくされてしまうのです。( 345 頁)

はじめの一歩 第 71 巻『はじめの一歩 第 71 巻』森川ジョージ(講談社)
はじめの一歩 第 72 巻『はじめの一歩 第 72 巻』森川ジョージ(講談社)
はじめの一歩 第 73 巻『はじめの一歩 第 73 巻』森川ジョージ(講談社)
はじめの一歩 第 74 巻『はじめの一歩 第 74 巻』森川ジョージ(講談社)
はじめの一歩 第 75 巻『はじめの一歩 第 75 巻』森川ジョージ(講談社)
はじめの一歩 第 76 巻『はじめの一歩 第 76 巻』森川ジョージ(講談社)

武戦でだれたのでしばらく単行本を買ってなかったんだけど、つづきをまとめ読みしてあらためて恐れ入りました。
やっぱりこの作品は漫画として最高におもしろい。
これにくらべると「空手小公子」なんてただのゴミ。
へんにかばおうとしないで、ちゃんとこのクラスの作品とくらべてあげたほうがよかったんだな。

ビール 2 リットルと睡眠薬 1/4 錠。

08/01 tue

『キルケゴール著作集 5 』(白水社)所収「反復」前田敬作訳(白水社)。
年をとってからでも、その生涯のうちに、思い出しては大笑いさせられるような過去をもつことは、涙をさそわれるような過去をもつことと同様、ほんとうに健康なことなのである。( 245 頁)
そう思えること自体がものすごく健康な気がする。


包丁人味平 第 3 巻『包丁人味平 第 3 巻』牛次郎作 ビッグ錠画(集英社)
包丁人味平 第 4 巻『包丁人味平 第 4 巻』牛次郎作 ビッグ錠画(集英社)

「包丁貴族」おもろ。

ビール 2 リットルと睡眠薬 1/4 錠。

now
'06 [01] [02] [03] [04] [05] [06] [07]
'05 [01] [02] [03] [04] [05] [06] [07] [08] [09] [10] [11] [12]
'04 [01] [02] [03] [04] [05] [06] [07] [08] [09] [10] [11] [12]
'03 [03] [04] [05] [06] [07] [08] [09] [10] [11] [12]