『君主論』 マキアヴェッリ

君主論『君主論』マキアヴェッリ 著 河島英昭 訳(岩波文庫)、読了。

  (…) このほかに、さらに大きな事業に取りかかるため、一貫して宗教を利用し、敬虔な残虐行為を実践して、自分の王国のなかからマッラーニたちを追放し、かつ財産を奪った。これ以上に悲惨で、稀有な例はない。 (…) ( 164 頁)

スペイン王フェルディナンドについてのこの描写には、マキャベリの考えかたが現れているようで、私はしびれさせられた。訳文もまた素晴らしい。

と感じていたのだけれども、リンクを貼るために amazon でこの本のページを見てみたら、非難轟轟だった。マキャベリの思考の跡をたどれる読みやすい翻訳だという門外漢としての感想は変わらないのだが、つぎに『君主論』を読むときには別訳を選んでみるつもりではある。

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