『習慣の力  The Power of Habit 』 チャールズ・デュヒッグ

習慣の力  The Power of Habit 『習慣の力  The Power of Habit 』チャールズ・デュヒッグ 著 渡会圭子 訳(講談社)、読了。

(…) 試合中、選手があまりにも多くの決断をくだすのをやめさせたい。彼らが反射的に、習慣的に反応できるようにしたい。 (…) ( 99 頁)

NFL の有名コーチであるトニー・ダンジーのこの言葉は、私がトレードで目指している姿にとても近い。いつも言っているように、トレード中に複雑な判断をしなければならないようではどうしようもない。そんなことでは一貫性なんて期待できない。

たとえば、ダンジーが指導するまで各選手は相手チームの動きを全体的で複雑なものとして予想していた。ラインバッカーの場合だと、ガードはフォーメーションからはずれるだろうか ?  ランニングバックはこれから走るつもりなのか、それともパスするかといったようにだ。これではもたついてしまうことがあるダンジーの目的はブルックスの頭をこの手の一切の分析から解放することだった。全体を同時に考えるのではなく、順番に個々に判断していくのだ。

 これは比較的ささやかな変更だ。――ブルックスの目は同じきっかけに向けられるが、 1 度に複数の場所を見るのではなく、見る順番を決めて、それぞれのカギを目にした瞬間にどの選択肢を即座にとるべきかを教えた。このシステムが優れているのは、意思決定を不要にしたところだ。おかげでブルックスは今までより早く動けるようになった。すべては選択というより反応であり、それがのちには習慣となるからだ。( 124 頁)

習慣になってしまうと、それを実行するのは容易になる。意志力を必要としなくなるからだ。

 意志力が習慣になる過程はこうだ。ある行動を事前に決め、転換点が来たらそのルーチンに従う。( 206 頁)

意志の力でルールを守るのではなく、ルールを守ることが習慣になっている。そんなふうに生活とトレードを組み立てるためのヒントをこの本からいくつかもらった。

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