『キルケゴール著作集 10 』(白水社)所収「不安の概念」氷上英廣訳。
(…) 閉鎖性はたえずますます自己伝達(
交わり )から自己を隔離していった。ところがこの自己伝達はまた連続性の表現であって、この連続性の否定こそ突発的なものなのである。 (…) ( 192 頁)
自己伝達が突発的なものなら、それはけっきょく悪魔的なものであって、真の自己伝達ではない。このような考察にキルケゴールの内面世界か浮かび上がる。たぶんそれは次のような絶望的なものだったのだろう。
(…) 閉鎖性の連続性は、たえずその尖端で回転している独楽が持っているにちがいない眩暈にもたとえられよう。 (…) ( 193 頁)
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