メモ 2007 年 3 月 6 日
『ハムレット』シェイクスピア 福田恆存訳(新潮文庫)。
ハムレット (…) おれにもわからない、「これだけはやってのけねば」と、ただ口さきだけで言い暮らしている自分の気持ちが。名分も、意志も、力も、手だても、みんな揃っているというのに… (…) ( 136 頁)
この新潮文庫版の解説で中村保男とかいう阿呆がハムレットについて「自由な人間として」などと書いているが、上記引用からも端的にわかるように、ハムレットには自由などかけらもない。
ハムレット (…) 来るべきものは、いま来なくとも、いずれは来る――いま来れば、あとには来ない――あとに来なければ、いま来るだけのこと――肝腎なのは覚悟だ。 (…) ( 185 頁)