『アラブ 500 年史 上 オスマン帝国支配から「アラブ革命」まで』ユージン・ローガン 著 白須英子 訳(白水社)、読了。
第一次アラブ・イスラエル戦争の終了で、地図上にはパレスチナと呼ばれる場所はなくなった。分散したパレスチナ人が外国の占領下に住むか、離散者として、自分たちの国民としての権利の承認を求めて戦う歴史の残りを過ごすことになる。 (…) ( 425 頁)
この本を読んでいると、第一次世界大戦後までにイギリス・フランスが中東で行った植民地支配政策に対して、呆然とするような嫌悪感しか湧いてこない。あまりにもひどすぎて怒りが奥でくすぶってしまう。滅茶苦茶やで。