メモ 2007 年 1 月 23 日

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中野重治全集第二十六巻『中野重治全集第二十六巻』(筑摩書房)所収「あけびの花」。

 あたたかい家庭、円満な家庭というものは決して悪いものではなかろう。ほとんどいいものでさえあろう。しかし私は、家庭円満の秘訣、妻を愛する方法について述べた文章を、まだ一度も尊敬の思いで読んだことがない。 (…) ( 178 頁)

そういえば私もそうだ。なぜなのか。

(…) けれども、自分たちの家庭が円満だと考えている人びとの、その円満の秘密について語る文章は総じて厳粛でない。そこに一抹の悲しさがない。ひとはけの愛嬌がない。( 178 頁)

たしかに、自らの家庭を円満だと考え、あまつさえその「円満の秘密」などを語ってしまうような精神からは、あたたかみが感じられない。

 親子は喧嘩する。夫婦はつかみ合う。それでもあたたかいのが家庭のあたたかさというものではないか。 (…) ( 179 頁)

ビール 1.5 リットルといいちこの湯割り 2 杯。

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