2007 年 10 月 のアーカイブ

天皇賞(秋)展望

2007 年 10 月 28 日 日曜日

内外・前後の差がない馬場という前提で予想しています。東京は降れば外差し有利で乾いていく過程では反対に外差しはありえないような馬場になる場合が多いのですが、いまの段階でそこまで考えてもしかたがないので、広めのスタンスに構えておきました。

10 月 15 日の展望から変化したところや、つけたしたいところなんかを。

1 メイショウサムソン
ダービーの日のような馬場になれば、かなり助けられて。

10 ブライトトゥモロー
予定どおり馬券の中心はこれ。差せる馬場なら食らい付いていけて。

11 シャドウゲイト
馬場次第では。

12 アドマイヤムーン
追い切りは悪かったものの、重は大歓迎で。極端な前残り馬場でなければ。

菊花賞の感想

2007 年 10 月 28 日 日曜日

中 1 週なのにプールに 3 日いれて併せ馬で一杯に追うという中間の調整過程。絞るのに苦労しているのが見え見えで、当日はやはり絞れていませんでした。ほかに買いたい馬がいないので金額を抑えて買いましたが、結果はクビ差の 2 着。絞れて集中力を発揮できていればアルナスラインが勝てたのか。そんな意味もないことをゴールシーンを見ながらつい考えてしまいました。結果に納得しつつ。

菊花賞展望 2

2007 年 10 月 21 日 日曜日

馬場の設定がむずかしいところ。このあたり、ふだん競馬を見ていないのがもろに響いてます。とりあえず、いまの段階では外差しが不可能ではないが上がりは速い馬場というのが前提で。

1 ヒラボクロイヤル
集中状態に入ってなさそうで。
47 点

2 ウエイクアイランド。
ここでは。
46 点

3 ブルーマーテル
ペースを乱してほしくて。
47 点

4 ロックドゥカンブ
やはりシンボリクリスエスを思い浮かべる人が多いみたいで。私も同じ。シンボリクリスエスが菊花賞に出ていたらヒシミラクルに負けていたろうというのが、ここでは評価を下げようと考えていた理由。この距離で流れに巻き込まれると、やや危険で。巻き込まれろ。
49.5 点

5 エーシンダードマン
前走で休み明けを人気より走ったとはいっても、 1000 万下ならそう気にしなくてもいいのかなという印象も。きのう書いたようにしつこさを持っているので、内枠はプラスで。
49.5 点

6 コートユーフォリア
強調材料に欠けて。
47 点

7 タスカータソルテ
巻き返しタイプの馬も、 G1 でそれというのも。
48.5 点

8 マンハッタンスカイ
過去 5 年で近 2 走つづけて掲示板をはずした馬が巻き返した例がないだけに、リズムの悪さが気になって。
49 点

9 サンツェッペリン
なだれ込み馬場になって S が要求されないと。
48 点

10 アサクサキングス
けっこう先行馬がいるだけに、四位だとそう恣意的に乗るとも思えず、ストレスのある状態ではちょっと苦しそうで。
47 点

11 フサイチホウオー
追い切りで口から泡を垂らしていたのは気になって。ただ、危険牌というか、切りたいけどやはり切るのは怖くはあって。
49 点

12 アルナスライン
中間プールに入れてるだけに、馬体重には注意で。もちろん絞れて。
52 点

13 ローズプレステージ
ファストタテヤマを連想したものの、戦績をみるかぎり、あの馬ほどの量は感じず。
49 点

14 デュオトーン
もっと摩擦のある馬場のほうが。
49.5 点

15 ベイリングボーイ
集中状態ではあるが、それを活かせる条件でもなく。
46 点

16 ドリームジャーニー
近 5 走すべてが追い込みというのは。
47 点

17 ホクトスルタン
S(CL) か。福島で強すぎる点が、想定している馬場だと、気になって。ただ、鞍上はやはり怖く。
49 点

18 ヴィクトリー
着順・位置取りともに前走が無難すぎて、なだれ込み馬場になってないかぎり、単勝という気もせず。
49 点

去年は馬場を読み誤ってソングオブウインド本命の予定をトーホウアランに切り替えるというヘマをやってしまったので、今年は慎重にいきたいと思っています。

菊花賞展望

2007 年 10 月 19 日 金曜日

まだ競馬新聞を買っていないので、 Target で血統と戦績をながめた印象です。

前走が条件戦だった馬は過去 10 年では 39 頭出走して、 3 着以内に入ったのは ‘01 年のマイネルデスポットと ‘04 年のデルタブルースの 2 頭。マイネルデスポットの菊花賞までの勝ち鞍は 2200m と 2500m でのもの。デルタブルースのそれは、 2000m と 2400m と 2500m でのもの。やはり、この時期の 3 歳馬としては長距離を意識して使われている馬のほうがよさそう。

1 ヒラボクロイヤル
CS 。もう少し叩いたほうが。
47 点

2 ウエイクアイランド。
L と S 。アップの流れは。
46 点

3 ブルーマーテル
パラダイスクリーク産駒らしく、 L と S とかすかな C 。とくいの中山 2000m を 2 戦つづけて極端なレースで勝ってきたあとでここでは。
46 点

4 ロックドゥカンブ
母の父 Fairy King は中山 2200m で行われた JC の勝ち馬ファルブラヴの父と同じ。父 Red Ransom はその JC で 2 着だったサラファンの父 Lear Fan と同じく Robert の子。この血統どおり、たぶん中山 2200m がベストの馬。能力が高くとも積極的に買いたくもなく。
49.5 点

5 エーシンダードマン
ダンスインザダークの L に母の父 Woodman からちょっとした頑張りをもらい、 L(CL) か。内枠もそれなりにいいが、休み明けの前走 3 着というのが、ストレス的にもリズム的にも微妙で。
48 点

6 コートユーフォリア
血統と戦績をみた印象ではまとまり系か。ここでは。余談だが、びしゃびしゃの馬場は激ウマ。
47 点

7 タスカータソルテ
リズムいまいちも、ストレスはなくて。
49 点

8 マンハッタンスカイ
父と同じような臨戦過程。ベタだが、やはり怖さはあって。
51 点

9 サンツェッペリン
L よりは S の馬。ここではすこし違っていて。
47 点

10 アサクサキングス
G1 だと、前走凡走でしかも苦→楽というような周到なショックが欲しい。今回、そこまで条件はそろわなさそうで。
47 点

11 フサイチホウオー
京都外回りがベストとは思えず、やはりここで本命にはしづらい流れ。ただ、肉体的な能力がここでは抜けているのは確かで、切りきるのも怖くはあって。
49.5 点

12 アルナスライン
別路線。絞れてくれば集中状態に入れるはずで。
52 点

13 ローズプレステージ
着順は上げてきそうだが、馬券圏内となると。
48 点

14 デュオトーン
前走接戦は気になるものの。
52 点

15 ベイリングボーイ
これだけの延長というのも。
46 点

16 ドリームジャーニー
疲労が心配で。
49 点

17 ホクトスルタン
保留。

18 ヴィクトリー
無難にトライアルをこなしてきて。
51 点

競馬新聞をみると、またいろいろ変わってきそうではあります。土曜日か日曜日にでもまた更新できれば。

メモ 2007 年 1 月 31 日

2007 年 10 月 19 日 金曜日

歎異抄『歎異抄』金子大栄校注(岩波文庫)、読了。

 善人なをもて往生をとぐ、いはんや悪人をや。 (…) ( 45 頁)

あまりにも有名なこの言葉は、やはりラディカルだ。これはアイロニカルな読み方を必要としない。字義どおり素直に読めばいい。

(…) よきこゝろのをこるも、宿業のもよほすゆへなり。悪事のおもはれせらるゝも、悪業のはからふゆへなり。 (…) ( 65 頁)

善良な心というのは、それを持つ者が主体的に獲得できるものであるか。ちがうだろう。その者がそうできる環境に、そうできる素質をもって、生まれ育ってきたからというだけのことである。

(…) わがこゝろのよくてころさぬにはあらず。 (…) ( 66 頁)

悪事を働いてしまうものもまた同じである。それは誰もがそうなりうるのだ。心がけの問題ですらない。

(…) さるべき業縁のもよほせば、いかなるふるまひもすべしとこそ、聖人はおほせさふらひし (…) ( 67 頁)

《他力》というのは、この決定論を受け入れるための倫理的ななにかだ。より正確には、この決定論を受け入れることこそが倫理なのだ。そこから自他への愛が生ずる。

メモ 2007 年 1 月 30 日

2007 年 10 月 19 日 金曜日

宮城谷昌光全集 第三巻『宮城谷昌光全集 第三巻』(文藝春秋)、読了。

 古代中国の祭祀王朝というのは、この作者の資質にぴったりの場面設定だと思う。

メモ 2007 年 1 月 29 日

2007 年 10 月 19 日 金曜日

にこにこしながらバナナをむしゃむしゃ食べてると、まるでお猿の子どもだ。

『吉川英治全集 49 神州天馬侠』、読了。

何を血迷ったのか、何年か前に吉川英治全集を古本屋で買ってしまって、それいらい風呂につかりながらちびちび読んでる。あと何十冊あるのやら。

メモ 2007 年 1 月 28 日

2007 年 10 月 19 日 金曜日

馬券は 4 戦全敗で 12 万円のマイナス。

歎異抄『歎異抄』金子大栄校注(岩波文庫)。

(…) 親鸞にをきては、たゞ念仏して弥陀にたすけられまひらすべしと、よきひとのおほせをかぶりて、信ずるほかに別の子細なきなり。念仏は、まことに浄土にむまるゝたねにてやはんべるらん、また地獄におつべき業にてやはんべるらん、総じてもて存知せざるなり。 (…) ( 43 頁)

覚悟というと肩に力がはいったような姿が連想されるけれども、ここにはそんな構えたところはみじんもない。

ビール 2.5 リットルといいちこの湯割り 3 杯。

メモ 2007 年 1 月 27 日

2007 年 10 月 19 日 金曜日

馬券は 3 戦全敗で 9 万円のマイナス。

福野礼一郎の宇宙 乙『福野礼一郎の宇宙 乙』福野礼一郎(双葉社)、読了。

 日本車と外車は違う。なぜ違うのか。
 日本と外国じゃ文化が違うからだといった奴がいる。まあそれはたぶんその通りだ。しかしそんじゃ例えば工場の中で図面片手、自動旋盤のプログラムと格闘している職人をつかまえて「あのさあこのネジ、なんかこうセンスねえんだよなあ。もっとラテンのロマンのたぎる血潮のイタリアンレッド、伝統と文化のロマネスクで切ってくれないかな」と頼んでみればいい。「すんませんじゃあそこの図面にそいつを ISO の寸法表示で書いといてください」と言われるだけである。( 169 頁)

 違いを雰囲気で語るな。その違いの原因をとことん考えろ。そう叱咤してくれる本。

 クルマは機械だ。機械は理屈が作る。理屈のかたまり、理屈の集大成だ。だからふたつの機械の違いは必ずすべて理屈で立証できる。( 169 頁)

ビール 2.5 リットルといいちこの湯割り 3 杯。

メモ 2007 年 1 月 26 日

2007 年 10 月 19 日 金曜日

かくれんぼが大好きで、家のなかでも「パパ、かくれんぼしよさ」といってきて、毎日かくれんぼをしてる。

歎異抄『歎異抄』金子大栄校注(岩波文庫)。

(…) しかれば本願を信ぜんには、他の善も要にあらず、念仏にまさるべき善なきゆへに。悪をもおそるべからず、弥陀の本願をさまたぐるほどの悪なきがゆへにと、云々。( 41 頁)

暗い部屋に急に光が満ちたように視界が一気に明るくなる、そんな言葉だ。

天皇賞(秋)のこととか。

2007 年 10 月 15 日 月曜日

仕事でのストレスにやられて競馬を見る気力を奪われていました。競馬新聞を見てもなにも浮かばないし、レースを見ても楽しめない、というような状態が続いています。

ただ、秋の G1 くらいは参加してみたいという気持ちはやはりあり、秋華賞はひさしぶりに馬券を買ってみました。当然のごとく外したものの、馬券を買ったレースを生中継で見て、競馬に気持ちがすこし向いています。いまのうちに考えとけっというわけで、天皇賞(秋)の展望を。

アドマイヤムーン
1 番人気 ? 秋天にぴったりとはいえない馬なので、去年と同じくらいのパフォーマンスを予想。あの 3 着より走る馬が今年いるかどうか。

メイショウサムソン
アドマイヤムーンとの比較だと、阪神 2200m から東京 2000m へのコースチェンジでパフォーマンスを落とすのはサムソンのほう。どちらも力を出し切るなら、今回の逆転はない。

エイシンデピュティ
ここで巻き返す感じもなく。

カンパニー
今さら G1 でというのも。

コスモバルク
適正なくて。

シャドウゲイト
適正なくて。

シルクネクサス
古馬 G1 初挑戦の鮮度はあるが、多頭数の G1 でそれを活かせる確率はとなると。

スウィフトカレント
鮮度があった去年よりは落とすはずで。

ダイワメジャー
いいかげん馬も飽きそうなもんだが。見てるほうはとっくに飽きてるのに。

チョウサン
ダンスインザダーク×サッカーボーイの菊花賞血統。ここに適正があるとも思えず。

デルタブルース
適正なく。

ハイアーゲーム
ここでというのも。

フサイチパンドラ
S 質は重要でない流れを想定しているので。

ブライトゥモロー
母の父トニービンが出てる馬。前走で疲労を抜いたので、内枠なら食い下がれて。

ポップロック。
宝塚記念から秋天への舞台変化でアドマイヤムーンを逆転できるとは思えず。 JC か有馬で。

マチカネキララ。
もろくて。

マツリダゴッホ。
中山 2200m でだけ強いサンデー産駒で、 G1 向きとは。

ローゼンクロイツ。
いちおうサンデーではあるが。

インティライミ。
上がりの速い京都で、追い出しを待って 33.4 で差し切り完勝。溜めが効くようになった。ここに出てくれればかなり買ったのに。

ということで、状態面での問題がないかぎり、アドマイヤムーン消しとはいかなさそうで。

あと、ウォッカは宝塚記念時の硬直感は取れたものの、筋肉がガタ落ち。パドックを見て即消しでした。長い目で見るならいったん抜いて硬さを取ったのはプラスなので、この後は乗り込みの過程に注目したいところ。

こんな感じでじょじょに更新を再開していけたらいいのですが、さてどうなるか。

メモ 2007 年 1 月 25 日

2007 年 10 月 15 日 月曜日

小 3 までに育てたい算数脳『小 3 までに育てたい算数脳』高濱 正伸(健康ジャーナル社)、読了。

著者によると、「図形力」「空間認識力」などは小学校 3 年生くらいまでに完成してしまい、それまでに身に付けていないと以後いくら努力しても獲得できないものだという。そして、それらの力を持つ子と持たない子の間には、発想を問われるような問題において(さらに、発想を問われるような人生の場面において)絶対的で逆転不可能な溝があるのだという。

では、どうすればそれらの力が身につくのか ? という問いがとうぜん発生するわけだが、著者は「外遊び」を最も推奨する。

 空間認識で大事なのは、空間を空間そのものとして頭の中で再構成できる能力です。映画の「マトリックス」ではありませんが、立体的なモノを、自由自在に頭の中でくるくる回して、「ああ、こっちから見るとこう見えるのか」と、そういうことが、できる子はできます。これは、外遊びを筆頭とした体験でしか絶対に伸ばせない力です。( 204 頁)

上記引用以外にも頻出する自然賛美。しかし、自然が豊富な時代(あるいは地域)の生徒とそうでない時代(あるいは地域)の生徒の数学力の比較というような実証的なデータはひとつも示されない。すべてが塾講師という立場における経験からくるイメージを語ることに終止している。

だが、そもそも引用したような能力は遠近法なしにはありえないし、その遠近法はけっして「自然」なものではない。「制度」だ。著者のいう「自然」のような安易なイメージを語らず使用しないというところに学校教師に対して塾の講師が圧倒的に勝っている点があったはずなのだけれど、なぜかこの著者はそれを捨ててしまっている。

ビール 1 リットルといいちこの湯割り 4 杯。

メモ 2007 年 1 月 24 日

2007 年 10 月 15 日 月曜日

中野重治全集第二十六巻『中野重治全集第二十六巻』(筑摩書房)所収「あけびの花」「塵労鈔」、読了。同書読了。

 ふる里をふんぬんするものは必ずふる里から離れたところにいる。むろん空間的に離れているが、必ずしも空間的にだけではない。 (…) ( 277 頁)

 私は考えるが、どこかの村に生れて、生涯そこから出なかつたものには、「ふる里」の感覚がない。 (…) ( 277 頁)

これはまさにそうだろう。生まれたところにずっと住んでいるものには、「ふる里」というものはわからないだろう。

(…) かえらぬ「ふる里恋し」の思いになやむ人びとは、それだけ、ふる里にこもりつきりの人びとよりも、どこかで成長していることを喜んで悪いということがあるだろうか。 (…) ( 278 頁)

たしかにそうだけれども、出た出ないは相対的なものでしかない。たとえば私は、県は出たが国は出ていない。

 それならば日本国はどうなるか。日本国にしても変わりはない。東京都にいて、やれスモッグだ、溝の匂いだ、トラックにひき殺されたといつている限り、そこから一歩も出ぬ限り、日本国をふる里扱いする感覚は生まれない。 (…) ( 279 頁)

ビール 1.5 リットルといいちこの湯割り 3 杯。

メモ 2007 年 1 月 23 日

2007 年 10 月 15 日 月曜日

サイトをブログ化。やっと RSS を吐ける。

中野重治全集第二十六巻『中野重治全集第二十六巻』(筑摩書房)所収「あけびの花」。

 あたたかい家庭、円満な家庭というものは決して悪いものではなかろう。ほとんどいいものでさえあろう。しかし私は、家庭円満の秘訣、妻を愛する方法について述べた文章を、まだ一度も尊敬の思いで読んだことがない。 (…) ( 178 頁)

そういえば私もそうだ。なぜなのか。

(…) けれども、自分たちの家庭が円満だと考えている人びとの、その円満の秘密について語る文章は総じて厳粛でない。そこに一抹の悲しさがない。ひとはけの愛嬌がない。( 178 頁)

たしかに、自らの家庭を円満だと考え、あまつさえその「円満の秘密」などを語ってしまうような精神からは、あたたかみが感じられない。

 親子は喧嘩する。夫婦はつかみ合う。それでもあたたかいのが家庭のあたたかさというものではないか。 (…) ( 179 頁)

ビール 1.5 リットルといいちこの湯割り 2 杯。

メモ 2007 年 1 月 22 日

2007 年 10 月 15 日 月曜日

中野重治全集第二十六巻『中野重治全集第二十六巻』(筑摩書房)所収「あけびの花」。

 そこで僕は考えるのだが、いつたい、才能は天賦のたまものであり、「努力は意志さへ鞏固ならば必ずしも人を選ばない」ものなのかどうか、仮りにそうだとした場合、この「意志さへ鞏固ならば」という鞏固な意志がどこから来るのかということがよくわからぬではないか。 (…) ( 149 頁)

努力できるというそのことこそ才能なんだろう。

メモ 2007 年 1 月 21 日

2007 年 10 月 15 日 月曜日

馬券は 6 戦 1 勝で 1 万 5 千円のマイナス。

中野重治全集第二十六巻『中野重治全集第二十六巻』(筑摩書房)所収「あけびの花」。

(…) 現に食堂の係りの人の話をきいてみると、あるとき一体に女工たちの仕事能率がさがつてきた。そこでいろいろに考えた末、朝めしに味噌汁を一ぱいずつ食わせることにした。つまりそれまでは朝めしに味噌汁がなかつたのである。するとテキメン、さがつた能率がぐんぐんあがつてきたということだつた。( 141 頁)

これはビタミンとか以前に、塩分の問題なんだろう。

メモ 2007 年 1 月 20 日

2007 年 10 月 15 日 月曜日

馬券は 2 戦 2 敗で 11 万円のマイナス。

修理が終ったとのことで妻が車をとってきてくれてた。現行型のかな、ウェザーストリップの規格が変わっててドアを閉めたときの感覚がだいぶ違う。

中野重治全集第二十六巻『中野重治全集第二十六巻』(筑摩書房)所収「あけびの花」。

 自分が立つて席をゆずる。しかしそこへおばあさんが気持ちよく掛けてくれるとは限らない。自分よりも後に立つた人のところへさつさと掛けてしまつたりなんかする。むろんそれはそれでかまわない。けれども、大学生なんかの魂というものは若芽のようなもので、それはそれでかまわないと心では思つてみても、それをそれなりすらりと呑みこんでしまうことがそう簡単にはできないらしい。 (…) ( 130 頁)

自分の心が未だにここでいわれる《若芽》のようであることが苦痛でもあり恥ずかしくもある。

 しかしそれにそても、多少の勇気をふるつて事に処するほうが、結局のところは我ひと共にためになるらしいことをこのごろ痛切に思う。( 130 頁)

(…) つまり、できそうでいてできぬことなどという言葉を私も使ったが、ほんとうには、できなさそうでいて実はできることのほうが多いんではないかと思うのである。 (…) ( 134 頁)

できることは急には増えないだろうけれど、努力していれば少しずつでも必ず増えていくだろう。そう考えると生きるのも悪くないと思える。

メモ 2007 年 1 月 19 日

2007 年 10 月 15 日 月曜日

中野重治全集第二十六巻『中野重治全集第二十六巻』(筑摩書房)所収「あけびの花」。

(…) 誠実が誠実として問題にされるのは、やはり消極的なものや失敗を含むものやに限られていて、驀進的な成功となれば、もはや抽きだされたものとして誠実が問題にされることはない。 (…) ( 122 頁)

しかし、それゆえに誠実が問題とされぬように誠実であらねばならない。

メモ 2007 年 1 月 18 日

2007 年 10 月 15 日 月曜日

WordPress のテーマをいじってみる。 CSS を書くのがめんどう。

部品が入ったとのことで、 B4 をディーラーに預ける。

中野重治全集第二十六巻『中野重治全集第二十六巻』(筑摩書房)所収「あけびの花」。

(…) 二十五、六までの私は夢の多い人間でした。三十くらいまでの、あるいは三十五、六くらいまでの私は少なくとも傲慢な人間でした。しかし四十にも近い今となつては、自分というものにもあらかた見当がついたという感じです。( 100 頁)

たしかに、四十が近くなると、自分というものに対する幻想がなくなる。

 むろん私は、何かをあきらめた人間ではありません。( 101 頁)

ビール 1 リットルといいちこの湯割り 5 杯。

メモ 2007 年 1 月 17 日

2007 年 10 月 15 日 月曜日

中野重治全集第二十六巻『中野重治全集第二十六巻』(筑摩書房)所収「あけびの花」。

(…) それから僕は電話がきらいで、相手が出てこないうちに交換手に叱られてすごすご引きさがるのが常だつたが、これも稽古してこのごろは何とかなるようになつた。 (…) ( 33 頁)

自らの愚鈍さをなのか、進歩をなのか、なんなのかよくわからないが、とにかくゆるがぬ自己認識。適当な表現ではないと自ら思うものの無理にいえば、中野重治は私にはおっさんくさく感じられる。

ビール 0.5 リットルといいちこの湯割り 4 杯。

メモ 2007 年 1 月 16 日

2007 年 10 月 15 日 月曜日

大西巨人文選 4  遼遠  1986-1996 大西巨人文選 4 遼遠 1986-1996 (みすず書房)、読了。

(…) 「イデオロギーあるいは思想批評」とは、特定の「イデオロギーあるいは思想」を物差しとして作品を裁断することなんかではなく、「作品に具体化せられたイデオロギーあるいは思想」を批判吟味することである。( 411 頁)

後者を行うものを、前者と行うものと、混同して非難するという現象が多々存在する。

メモ 2007 年 1 月 15 日

2007 年 10 月 15 日 月曜日

WordPress のテーマ探し。これというものもなく、けっきょくデフォルトに。リキッド 2 カラムでいいのないかな。

宮城谷昌光全集 第一巻『宮城谷昌光全集 第一巻』(文藝春秋)、読了。

あっさり。脂気がまったくない文章。とりあえず、そこは長所とする。でもこのひとスケベだよな。清純スケベ。

メモ 2007 年 1 月 14 日

2007 年 10 月 15 日 月曜日

馬券は 3 戦全敗で 11 万円のマイナス。

レガシィのドア落ちの修理にディーラーへ。破れたウェザーストリップもふくめて、保証で治すとのこと。部品が入ってから入庫するということに。ついでに 24 か月点検とオイル交換も依頼しておいた。

大西巨人文選 4  遼遠  1986-1996 大西巨人文選 4 遼遠 1986-1996 (みすず書房)。

 ――ある作家が、一日に十時間~十四、五時間ほど机に向かい、格闘精進して、やっと半枚〔四百字詰め原稿用紙。以下同断〕を書く。一カ月にして、作物は、十五枚になる。かくて一年にして、百八十枚が、溜まる。……
 ――その作家が、一年の終わりに、自作百八十枚をつくづく読み返し、『おれは、こんなことを書こうと考えていたろうか。考えていなかったのではないようだけれども、しかし同時に、もしあの絞り出すような牛歩の格闘精進一年間がなかったら、おれがある意味において初手は考えてもいなかったようなこの百八十枚の内容(表現)は、出現しなかったろう。たしかにそこには、何か存外なものが、付加せられている。』と思い得たとき、それが、「インスピレーション」の結実でなければならない。 (…) ( 239 頁)

大西巨人による上のインスピレーションの解釈は、「瞬間的なもの、ひらめきの類」と限定してしまいがちなインスピレーションの、もっと大切な面に気づかせてくれる。

メモ 2007 年 1 月 13 日

2007 年 10 月 15 日 月曜日

馬券は 4 戦全敗で 12 万円のマイナス。

WordPress をインストール。文字化けで悩むも、なんとか解決。

大西巨人文選 4  遼遠  1986-1996 大西巨人文選 4 遼遠 1986-1996 (みすず書房)。

(…) 私が「リアル・ポリティックス」から(同義的な語句として)主として連想するのは、「勝てば官軍。」であり、「長い物には巻かれよ。」であり、「水清ければ魚棲まず。」であり、「金の世の中。」であり、「正直者がバカを見る。」であり、その類である。( 124 頁)

リアル・ポリティクスを標榜する人間は、マキャベリほどにも現実を見ていないし、マキャベリほどにも理想を追っていない。人生に居直っている。

ビール 0.5 リットルと焼酎の湯割 4 杯。

メモ 2007 年 1 月 12 日

2007 年 10 月 15 日 月曜日

龍が如く『龍が如く』を購入。まずまずおもしろいものの熱中するほどではない。シナリオを筆頭に、練りこみの足りなさが目立つ。

大西巨人文選 4  遼遠  1986-1996 大西巨人文選 4 遼遠 1986-1996 (みすず書房)。

 事件の解明も犯人の特定も行われなくて構わぬのなら、これほど気楽な作業はなく、作者は、たくさんの一見奇奇怪怪な出来事や人物やを次ぎ次ぎにならべ立て、読者をハラハラドキドキ惑わせたり恐ろしがらせたりしておいて、とどのつまり何一つ解決をも判明をも提示しない、――それは、興味本位小説エンターテインメントの場合でも、まったく無茶苦茶な(愚劣ないし悪辣な)作物である。( 75 頁)

そういや、引用した文にぴったり当てはまるような「愚劣ないし悪辣な」ゴミアニメがあったそうだが、近ごろ聞いたところによると、再度映画化されるらしい。

ビール 2.5 リットルと焼酎の湯割 5 杯。