メモ 2006 年 11 月 12 日

妻と子どもは姪っ子たちとアンパンマンミュージアムへ。

馬券は 1 戦 1 敗で 10 万円のマイナス。

『増補 漱石論集成』柄谷行人(平凡社ライブラリー)。

(…) したがって、知識人はその最初から、「知」に対して否定的であり、そのその外部に生活、大衆、常識、あるいはイノセンスを想定している。むしろ知性がなくても、知識人になれる。なぜなら、知識人とは大衆ではないという自己意識であり、しかもその根拠がたんに知識を否定する自己意識にあるからだ。 (…) ( 563 頁)

知そのものではなくて、それの受け入れられかたにばかり気をとられた本が売れてるのが目につくこの頃。

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メモ 2006 年 11 月 11 日

馬券は買わず。

姪っ子が Creative の MuVo S200 を買ってもらった。 STAR digio のシングルチャートを録音したものを MP3 に変換するように頼まれたのでいそいそと作業。 MP3 なんて形式、もう何年も使ってないや。 Lame のコマンドラインオプションもすっかり忘れちゃってる。えっと、 STAR digio をデジタルで録ってあるってことはサンプリング周波数が 48kHz だろうから Exact Audio Copy は使えないんだっけ。 foobar2000 でやるか。

きょうは細かい設定は抜きにして、とりあえず MP3 化。

あとは曲名とアーティスト名の入力か。 1 曲の演奏時間の長いクラシックだと手作業でコピペしてるんだけど、ポップスだと 4 時間で 50 曲はある。さすがにやってられないんで、 SuperTagEditor 改 をインストール。

おおっ ! これはめちゃめちゃ楽だ。前から使えばよかった。気分よく作業終了。

『キルケゴール著作集 10 』(白水社)所収「不安の概念」氷上英廣訳。

(…) 負い目なさは無知である。といっても、動物的な粗野ではなく、精神によって規定されている無知である。しかしその無知は、それが無についての無知なるがゆえに、まさしく不安なのである。 (…) ( 63 頁)

欲望があって禁止があるのではない。禁止があるから欲望が生じる。

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メモ 2006 年 11 月 10 日

『キルケゴール著作集 10 』(白水社)所収「不安の概念」氷上英廣訳。

(…) 子供たちを見るがいい。そこでは不安が、冒険的なもの、途方もないもの、謎めいたものへのあこがれとしてかなりはっきりと示されている。 (…) ( 63 頁)

こわいくせにおばけごっこをしたがる。たぶん、おばけが怖くて不安なんじゃなくて、不安がまずあってそれがおばけという対象に仮にくっつくんだろう。

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メモ 2006 年 11 月 9 日

このサイトの HTML ファイルや CSS ファイルはこれからは文字コードを utf-8 にすることに。

ぼくとバブーン まちへおかいもの『ぼくとバブーン まちへおかいものベッテ・ウェステラ作 スザンネ・ディーデレン絵 野坂悦子訳(ソニー・マガジンズ)。

『ぼくとバブーン』の続編。かわいい絵で、主人公は男の子。バブーンのことを「ばいきんまん」ってよびながら入っていってる。

ここ 10 日くらいで 4kg ほど体重が落ちた。
なぜんなんだろう。

『キルケゴール著作集 10 』(白水社)所収「不安の概念」氷上英廣訳。

(…) すなわち、不安は恐怖とか、それに類似した諸概念とは異なっていて、恐怖なりなんなりが何かある一定のものに結びついているのに、不安は、可能性に先立つ可能性としての自由の現実性である。 (…) ( 63 頁)

だから、とうぜんだが不安には対象がない。

不安は、共感的な反感であって反感的な共感である。( 63 頁)

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メモ 2006 年 11 月 8 日

CSS の適用に外部スタイルシートを使うことに。

ねんねだよ、ちびかいじゅう ! 『ねんねだよ、ちびかいじゅう ! 』マリオ・ラモ絵・文 原光枝訳(平凡社)。

これは親向けかもしんない。でも、ボクはこのパパとはまったくタイプがちがうんで、あんまりおもしろくなかった。

『キルケゴール著作集 10 』(白水社)所収「不安の概念」氷上英廣訳。

(…) 心理学に問題を与えるもの、心理学が問題として取り上げうるものは、いかにして罪が成立しうるかということであって、罪が成立するということではない。 (…) ( 33 頁)

たとえば、犯罪心理学がいかに精緻に犯罪者の心理を説き示そうと、その罪が現にある・ありうるという恐ろしさはいっこうに減じない。ドストエフスキーの小説は、その意味で心理学の範疇にはない。

(…) しかし、その一つ先の、罪が現にそこにある、ということは、心理学的関心から質的に分離している。 (…) ( 33 頁)

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メモ 2006 年 11 月 7 日

『増補 漱石論集成』柄谷行人(平凡社ライブラリー)。

 漱石は、『硝子戸の中』で、八、九歳ぐらいまで実の両親を祖父母と思いこんでいたということを書いているから、これらの養父母を実の両親と思っていたはずである。しかし、同時に、彼はそうでないことを無意識に気づいていたといえる。重要なのは、その時期に、漱石の自己形成がなされたということである。( 474 頁)

ボクも「無意識に気づいていた」と思う。だけど、それが本当の気付きであってよくあるような出自にまつわる空想でなかったかどうか、事実を知ったあとではかえってわからない。

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メモ 2006 年 11 月 6 日

さかなって なにさ『さかなって なにさ』せな けいこ作・絵(金の星社)。

かなり面白いみたいで、読んでとよく言ってくる。ボク的には好きな絵でもないんだけど。やっぱり子どもとは目が違うのかな。

『競馬無宿』寺山修司(新書館)、読了。

寺山修司をデータとか血統と縁遠かったようにいう人は、ちゃんと読んでるんだろうか。彼の書く競馬論には、データや血統がいつも重苦しくのしかかっているじゃないか。

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メモ 2006 年 11 月 4 日

馬券は 3 戦 3 敗で 9 万円のマイナス。

『増補 漱石論集成』柄谷行人(平凡社ライブラリー)。

 しかし、フロイトの説においてもっとも重要なのは、「内部」(したがって外界としての外界)が存在しはじめるのは、「抽象的思考言語」がつくりあげられてはじめて」可能だといっていることである。 (…) ( 222 頁)

悲劇を不可能にする鍵はこのあたりにある。

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メモ 2006 年 11 月 5 日

馬券は 4 戦 4 敗で 28 万円のマイナス。

『増補 漱石論集成』柄谷行人(平凡社ライブラリー)。

 「た」が或る一点からの回想としてあるとするならば、漱石は「た」の拒否によって、全体を集約するような視点を拒んでいる。それはまた、確実にあるようにみえる「自己」を拒むことである。 (…) ( 281 頁)

文末詞についてはよく悩む。使いかたが統一されてるひとがうらやましい。

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メモ 2006 年 11 月 3 日

すこしきゅうくつそうになってきてたので、あたらしい靴をさがしに。

買ったのは今回も ASICS の SUKU2

たぬきまつりへ。

戦争と平和(四)『戦争と平和(四)トルストイ 工藤精一郎訳(新潮文庫)、読了。

 条件も同じだし、性格も同じなのだから、まえと同じことをするはずだと、経験と判断がどれほど示しても、人間は、同じ条件のもとで、同じ性格をもって、いつも同じ結果に終った行動に、千度目にとりかかりながら、経験するまえのように、自分が望むように行動できるのだと、かたく信じこんでいる自分を疑いもなく感じているのである。( 498 頁)

物語りが終ったあと、作者自身の歴史論が 60 ページ以上もつづく。むかし読んだときは神格化されてるものを無批判に読むという感じだったから気付かなかったけど、小説としてずいぶん野蛮だ。あの異様なまでに精緻な描写力とその野蛮さとの入り混じりが、いまはおもしろい。

ビール 2 リットルと睡眠薬 1/4 錠。

メモ 2006 年 11 月 2 日

ちがいがわかる 写真絵本シリーズ どうぶつの赤ちゃん ライオン ライオン』増井光子監修(金の星社)。

食事のシーンは、ボクがみてもショッキング。

戦争と平和(四)『戦争と平和(四)トルストイ 工藤精一郎訳(新潮文庫)。

(…) 二人の人間がいがみあうときは――常にどちらも悪いのです。( 337 頁)

やけに唐突だなという印象を受ける場面も多々あったものの、物語りも大詰めをむかえて、ようやくピエールの心境の一新にあるていどの説得力があたえられる。その説得力は原因ではなく結果にある。たとえば、誰に金銭的な援助をし誰にそれをすることを拒むかという判断に苦しみ結局いつも皆に援助をしてきた彼が今やまったく迷うことなく自然に諾否を決められるようになったというエピソードなどだ。これには妙に納得させられる。援助の依頼を迷いも後悔もなく断り、しかも心性善であることはむずかしい。そうなりてえよ。

ビール 2 リットルと睡眠薬 1/4 錠。

メモ 2006 年 11 月 1 日

ころんで床で顔を打って、くちびるが切れた。このごろはかなり痛そうな転びかたをしても泣かないのに、今回は大泣き。そりゃそうだろう、血もたくさん出たし、くちびるがかなり腫れてる。でも、 5 分くらいで泣きやんで「ごはんたべる」と言い出した。ひと安心。

傷口をしきりにさわるので「さわったら痛いよ」と言うと、「だっていたいんだもん」。「ばんそっこうはって」というので「おくちの傷には絆創膏は貼れんのよ」といっても「だっていたいんだもん」。

戦争と平和(三)『戦争と平和(三)トルストイ 工藤精一郎訳(新潮文庫)、読了。

食事しながら読む気にはなれない小説。戦争の場面がどうこうというんではなく、日常のごくささいな場面まで脂がみっしりつまってる。思想なんてものとは縁のなさそうなこの動物的な筆力の持ち主が、なぜああまで思想にこだわったのか。

ビール 2 リットルと睡眠薬 1/4 錠。